SEO対策(その6- 自然検索と広告)

前回はグーグルの、検索エンジンのアップデートとそれをあの手この手でかいくぐる「SEO対策」の仁義無き戦い?の話でした。

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戦い?は続くのか

突然、話を現在(2024年春)に戻します。検索エンジンのアップデートと「SEO対策」業者の戦い?は依然として続いていると言えるでしょう。昨年の秋以降、グーグルは私の知る範囲ではもっとも頻繁に何度も検索エンジンのアップデートを繰り返しています。ちょっと今までにない頻度なのではないかと言う印象です。それだけ戦い?は熾烈だということなのでしょう。

現在の個人的なグーグルの使い勝手を述べるならば、正直なところジャンクに近いページが上位に来ることが以前より多くなって使い勝手が少し悪くなった気がします。なかなかグーグルが望む検索システムからは遠い状態なのかもしれませんね。言うまでもなく私と言う人間が検索する情報の範囲はごく限られていますので、正しいかどうかはわかりません。あくまでも私感です。

仕事柄そういうことが時々発生することや使い勝手が変動することには慣れているのでそのこと自体をどうこう言うつもりはなく、むしろグーグルの開発部隊は大変だなあ、と思います。現在だけでなく、彼らはずっとそのような戦い?を繰り返しているわけですから。

さらにきな臭い話をすると、残念ながら(本当に残念ながら)21世紀に入ってむしろ戦争が激化していることそしてWebを含めたサイバー空間が新たな「新たな戦場」として定義され始めていることを考え合わせると、以前までの牧歌的な「グーグルとSEO業者の化かし合い?」ではない何かにWebも巻き込まれつつあるのか、との懸念もありますね。

いずれにせよ、「仁義なき戦い?」はまだまだ続きそうです。

検索結果の上や横にある広告

グーグルで何かの言葉を検索すると大体数秒もかからずに検索結果が表示されると思います。ご存知の通り検索結果はグーグルが有用だと判断したランキングに基づいて表示されているわけですが、その結果の上の部分や横の部分などに「広告」という表示がついたテキストのリンクが表示されることがあります。ここをクリックするとそのリンク先に移動すると言う点では検索結果の表示と似ています。

 

しかしこれは検索(正確には自然検索)の結果とは関係のない、純粋な広告です。広告の種類としては「リスティング広告」と呼ばれるものです。以前は検索の結果と区別がしづらくて、特に上に表示されていると検索結果の上位と勘違いしてたなんていう笑い話?もあったくらいです。

リスティング広告の部分は何に基づいて表示されているのかと言うと、大雑把に述べると検索キーワードごとに広告をしたい人が1クリックいくらという金額を入札します。入札金額が大きいほど検索結果の上位に表示されやすくなります。いわば入札金額で(ある程度)表示される位置をコントロールすることができるという点が自然検索との大きな違いでしょう。(とは言え、広告主としての登録する際やや入札時にグーグルの審査が必ず入っていますのでどんな内容やリンク先のページでもO.K.というわけではありません。)

 

今は各種SNS広告や、昔から存在しているバナー広告もふくめインターネット上の広告の種類が増えましたのでリスティング広告の目立ち度は若干おとなしくなったような印象がありますが、ひと昔ふた昔前のSNS広告等がなかった時代にはインターネット広告の激戦区でした。実際に当時私も企業広告の一環としてグーグルとヤフーのリスティング広告のオペレーションを行いましたが、「何かを探している」という積極的な行動をしているユーザーに対するアピール度とそのようなユーザーの場合には割合すぐにクリックしてもらえるという即効性の高さは今も強く印象に残っています。

最近そのようなオペレーションの機会がなくなってしまったので状況に疎い部分はありますが、おそらく昔ほどではないにせよ今も有効なインターネット広告の手段だと思います。広告主の立場からすると運用次第ではありますが、比較的低コストで広告効果を出しやすい広告媒体という特性は変わってないと思います。

 

 次回に続きます。