SNSくらいやるのが当たり前?(その2)

前回はSNSの普及について触れてみました。今回はその特性について考えてみたいと思います。

SNSの特性とは?

インスタグラムやツイッターといった各々のSNSの使い方、特徴や特性等の具体的な事柄については皆様に検索してお調べいただくこととして、ここではSNSの基本的な特性を考えてみたいと思います。

どのSNSにも共通して言える事柄は大きく2点でしょう。

 

1. 双方向のコミュニケーション

自分から相手へ、相手から自分へ、テキスト・画像・動画などのやりとりができます。この場合の「相手」は一人の場合もあれば複数である場合もあります。情報のやり取りの方向が一方通行ではなく双方向であることが特徴です。もちろんブログ等でも双方向のやり取りはできますので厳密に言えばSNSだけの特性とは言い切れません。しかしすぐにやり取りができる「即時性」と併せて、極めて双方向性の強いコミュニケーション手段であることが特徴であると言えるでしょう。

 

2. 半分閉じられた空間

 

これだけSNSが普及した現在、「SNSは半分閉じられた空間です。」と申し上げると違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、ご自分がSNSのアカウントを作成していただいた際のことを思い出していただくお分かりいただけると思いのすが、SNSは利用しようとすると登録しなければなりません。登録して無事利用できるようになったとしてやり取りをできる相手は同じく登録をしたユーザー、ということになります。

初期の招待制の色が濃かった時分のSNSは登録しない限り中のコンテンツを見ることがほとんどできなかったので「閉じられた空間」に極めて近い存在でした。その後、ある程度のコンテンツは登録した人でなくても見えるようになりましたが全て見えるわけではありません。今後しばらくも「半分閉じられた空間」という特性を持ち続けていくと思います。この「半分閉じられた空間」は言い換えると「ユーザーの囲い込みがなされた空間」と言い換えることもできそうです。

次回はホームページの特性について触れます。