前回までは質問を受けることが多い、「LP」についてお話ししてきました。
今回は「いきなりそこから?」というお話で恐縮ですが、「インターネットで告知する必要はありますか?」いわば大元に立ち返って考えてみたいと思います。
きっと「必要です!」という答えが出てくるケースがほとんどだろうなという予想をしつつ...。
あなたにとって必要なものを見極める最初の手がかり
ではなぜこのような問いをするのでしょうか。
逆説的な物言いとなりますがインターネットを必要とする人こそ、この問いかけの答えを考えることで自分に必要なものやそれを実現する合理的(この中にはコストも含まれます)な道筋を得る手助けとなると考えるからです。
インターネットの地位の向上
個人的な昔話をさせていただけるならば、2,000年代初頭は世の中に宣伝をはじめとする告知の手段としてはインターネットは「効果はありそうだけど、なんとなく今一つ確信はできない、でも先を考えるととりあえずやっておいた方が良いかな」というような捉え方が一般的だったように思います。メディアとしては傍流という扱いでした。(広告宣伝費がどのメディアに投じられていたかという年毎の統計がわかりやすい指標でしょう。)
テレビや雑誌といった従来のメディアに対してインターネットメディアそれが逆転したのはあっという間のことでした。個人的にはスマートフォンの一般への普及がダメ押しだったような気がしますが、それ以来インターネットを使った宣伝はトップをキープしています。
異なるインターネットの利用度
特に若い方の中には、生まれてこの方インターネットメディアがメディアの中心であるため無意識に世の中全体が「ネットを使いこなしていて当たり前」という感覚を持つ方も多いのではないかと想像します。しかし、振り返ってみれば当初の「インターネットなんて」から「インターネットを使いこなして当然」という認識の変化が起きたのはそう昔のことでもないのです。
そのため、端的に言えば世の中にはインターネット前の世界も経験している人とインターネットが当然という世界しか知らない人が混在しているとということになります。これはおそらく「世代」を指標として考えるとある程度色分けのイメージが浮かびそうです。一般的には年齢が若くなるにつれて利用度は高くなる傾向にあるでしょう。
つまり前提条件の一つとしてインターネットの利用度は人により様々で、その違いは現状思ったより大きいと認識する必要はあると思います。